BIOGRAPHY
やわらかな音色を奏でるピアニスト

久保田 千裕/KUBOTA CHIHIRO
長野県長野市出身。長野県立屋代高校を卒業後、桐朋学園大学音楽学部、オーストリアのザルツブルグ大学モーツァルテウム音楽院を経て、2006年同大学院演奏学科コースを最高位で修了、ディプロマを取得。2006年12月の帰国記念コンサートと、2007年7月の小布施国際音楽祭にてチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番をensemble NOVAと共演する。

同年10月には外山雄三氏の指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲5番《皇帝》をオーケストラ・アンサンブル金沢と共演。2008年には難曲として名高いラフマニノフのピアノ協奏曲3番を長野フィルと共演、好評を得る。2009年、東京文化会館で日本演奏連盟の「演連コンサート」でデビューを飾る。その後サントリーホールでのソロリサイタルを行う。2012年、東京と長野の2会場にて「展覧会の絵」のプログラムによるソロリサイタル、2015年にスクリャービン没後100年の記念コンサートを開催し好評を得る。2010年度国際芸術連盟音楽賞受賞。

これまでにピアノを山本昇、池本純子、篠井寧子、園田高広、M.クリスト、P.ラング、H.ライグラフ、三木裕子の各氏に師事。
CDは「モーツァルト ピアノソナタK.330 – K.332」、松代文化ホールで行ったスリーピングコンサートより癒しの名曲を集めた「Sotto voce」の2枚が好評発売中。
現在、桐朋学園大学音楽学部講師。

DISCOGRAPHY
ベーゼンドルファーの心優しいぬくもりを sotto voceベーゼンドルファーの心優しいぬくもりを sotto voce
たゆたう時間の流れ、静寂のなかの歌声。たゆたう時間の流れ、静寂のなかの歌声。

1. F.ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 作品45
2. R.シューマン:トロイメライ(「子供の情景」より)
3. M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
4. L.v. ベートーヴェン:月光のソナタ 第1楽章
5. C.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(「前奏曲第1巻」より)
6. J.ブラームス:間奏曲(「6つのピアノ小品集 作品118」より)
7. F.リスト:コンソレーション第3番
8. C.サン・サーンス(ゴドフスキー編曲):白鳥(「動物の謝肉祭」より)
9. I.アルベニス(ゴドフスキー編曲)タンゴ(組曲「エスパーニャ」より)
10. F.シューベルト(ゴドフスキー編曲):子守歌
11. F.シューベルト(リスト編曲):アヴェ・マリア

音楽には、人の五感にさりげなく、そっとそばに寄りそってくれるような優しさとぬくもりが備わっていると思います。
そしてピアノに<人格>があるとするならば、<ベーゼンドルファー>ほど心優しく、
そのぬくもりを感じられる音色のピアノはないと思います。
– 久 保 田 千 裕 –
久保田千裕 待望のファーストアルバム Wolfgang Amadeus MOZART(1756-1791) PIANO SONATAS K.330, K331, K.332久保田千裕 待望のファーストアルバム Wolfgang Amadeus MOZART(1756-1791) PIANO SONATAS K.330, K331, K.332
心に染み入るフレッシュな音色。ブリリアントなタッチによる新しいモーツァルトの世界。心に染み入るフレッシュな音色。ブリリアントなタッチによる新しいモーツァルトの世界。

Piano sonata in C major K.330

1. Allegro moderato
2. Andante cantabile
3. Allegretto

Piano sonata in A major K.331

1. Allegro granzioso
2. Menuetto – Trio
3. Alla turca Allegretto

Piano Sonata in F major K.332

1. Allegro
2. Adagio cantabile
3. Allegro assai

モーツァルトの故郷、ザルツブルクに六年留学し帰国後、制作したファーストアルバムです。フレッシュな音色とブリリアントなタッチによる、新しいモーツァルトの世界を、久保田 千裕が表現した三曲のピアノソナタが収録されています。